空き家になっても室内の空気の入れ換えや掃除のほか、外壁塗装も必要です。
「誰も住んでいないのだから必要ない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は外壁塗装をしないでいるとさまざまな不具合が生じます。
今回は、空き家に外壁塗装を施す必要性やおすすめの時期を解説します。
空き家の外壁塗装をしないとどうなる？
外壁塗装は家の外壁を美しく見せるだけではなく、外壁を雨風や紫外線から守る効果があります。
外壁塗装に使われる塗料は平均で10～15年で寿命を迎えるので、塗り替えが必要です。
外壁塗装が劣化したままだと、見た目が悪くなるのはもちろんのこと、防水機能が低下して雨漏りが発生するケースもあります。
雨漏りを放っておくと、家の構造体そのものが傷み、家の寿命が短くなる恐れもあります。
外壁塗装を施されていない空き家は、不動産売却時にも悪影響が出てしまうでしょう。
空き家の外壁塗装をおこなう時期はいつがおすすめ？
空き家の外壁塗装をおこなう時期は、塗料が劣化したときがおすすめです。
塗料が劣化すると、以下のような劣化現象が現れます。
●塗料の光沢がなくなった
●外壁に触るとチョークのような粉がつく（チョーキング現象）
●塗膜にひび割れが生じている
●外壁にコケやカビが生えている
このような症状が出ている場合は、できるだけ早く塗装業者に連絡して外壁の状態をチェックしてもらったうえで、塗り替えをおこないましょう。
空き家でも外壁塗装が必要になる理由
空き家の外壁塗装をおこなわずに放っておくと、構造体そのものが劣化して資産価値が大幅に下がる恐れがあります。
売却が決まったときに塗り替えようとしたら、すでに手遅れだったケースもあります。
構造体そのものが劣化したら、大規模なリフォームをしないと売却できないこともあるでしょう。
「外壁塗装の依頼にはお金がかかるから」との理由で放置していると、かえって高額の修繕費用がかかってしまうのです。
また、空き家が劣化すると「空き家対策特別措置法」に基づき、特定空き家に指定される可能性があるのも理由のひとつです。
特定空き家に指定されると、固定資産税が最大で6倍にも跳ね上がります。
このような事態を避けるためにも、空き家の外壁塗装は必要なのです。
まとめ
空き家の外壁塗装の必要性やおすすめの時期について解説しました。
外壁塗装をしなくてもすぐにどうなるわけではありませんが、長い時間をかけて劣化が進んでいくでしょう。
空き家を適切に管理していくためにも、外壁塗装や定期的なメンテナンスをおこなうことが大切です。
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