不動産と一言でいっても建物構造にはいくつか種類があり、特徴も違います。
不動産の購入をしようと考えたとき、どの建物構造がいいのか迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。
なかでも大きな建物や美術館などにも採用される鉄筋コンクリート造について、メリットやデメリット、どんな方におすすめなのかをご紹介します。
建築構造における鉄筋コンクリートのメリット
鉄筋コンクリートはRC構造ともいわれ、鉄でできた棒を芯にして、コンクリートで固める工法です。
耐久性が高く、適切なメンテナンスをしていれば約120年も耐えられる強度があります。
音に関しては木造と比較すると、遮音性が10倍も優れており、近隣の生活音は気になりにくいでしょう。
さらに気密性が高いので冷暖房の熱や冷気も逃げにくいです。
構造が強度なため、木造よりも火の回りが遅く、耐震性と耐火性にも優れています。
また機能面だけではなく、デザイン性も大きなポイントです。
コンクリート面をそのまま生かした壁はシンプルで都会的な雰囲気で人気ですし、塗装したり、タイルを貼り付けたりと工夫しやすいことも特徴です。
鉄筋コンクリートのデメリットとは
他の素材と比較して、注意しておきたいポイントもあります。
気密性が高い一方で熱伝導率が高く、夏は暑くなりやすく冬は寒くなります。
くわえて気密性が高いので湿気がこもり、結露やカビが発生しやすくなります。
発生したカビはコンクリート自体の汚れとなるので注意しなければなりません。
床に関してもコンクリートは硬くて歩くのに負荷がかかり、転倒すれば怪我をしてしまう可能性が高くなります。
さらに重要なポイントにモバイルWi-Fiの電波が入りにくいことがあります。
電波は障害物による影響を受けやすく、鉄とコンクリートはどちらも電波を通しにくい素材です。
そのため屋外に比べて弱くなってしまう可能性があります。
防音性が高いという利点も注意が必要で、窓の構造や取り付け位置で防音性が低くなる場合があります。
静かな生活を求める方は窓の位置にも注目しましょう。
また素材が重いため建てる土地が限られたり、工事が必要な場合がありますし、費用も他と比較して高くなります。
鉄筋コンクリートの建物構造がおすすめできる方や状況とは
メリットやデメリットを考慮して、鉄筋コンクリート造の住宅がおすすめできる方はどんな方でしょうか。
防音性の高さから、音が敏感な方や小さなお子さんがいる方は、比較的音を気にせずに快適に暮らせるでしょう。
さらに地震が起きると大きな影響を受けると予測されている地域や、火災の被害など安全性を重視したい方にも向いています。
通信回線の問題ですが、確かにモバイルWi-Fiは入りにくいものの、LTEモバイル回線を利用できる方であれば問題ないでしょう。
また費用が高いことから、経済的に余裕のある方向けともいえます。
まとめ
建物構造によって特徴は違いますし、それぞれメリットやデメリットがあります。
鉄筋コンクリート造は費用が高額になりますが、その分安全性も高く、大きな建物にも採用されている建物構造です。
鉄筋コンクリートの特徴を踏まえたうえで不動産の購入に役立ててください。
新潟市東区や北区の不動産をお探しなら、私たちハマ不動産にお任せください。
住まい探しにお悩みがあれば、ベテランスタッフが親切・丁寧にご対応いたします。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓