和室は日本の文化であり、その落ち着いた雰囲気や畳の香りと感触は、そこで過ごす多くの方に癒やしを与えてきました。
その一方、ライフスタイルの変化などにより、洋室へのリフォームを検討される方も増えてきているのが現状です。
そこで今回は、和室と洋室それぞれのメリットとデメリット、リフォーム費用についても解説します。
和室と洋室にはどのようなメリットがあるの?
和室のメリットとして、畳の上で寝転ぶなどリラックスできる居間として使えて、布団を敷けば寝室にもなる汎用性の高さが挙げられます。
また障子は通気性に優れているので、湿気の多い時期でも快適に過ごせ、冬場も畳が敷かれてあるので床が冷たくありません。
一方、洋室のメリットは、大きな家具を置いても跡がつきにくく、壁紙やフローリングの素材が選べて、インテリアコーディネートがしやすいことです。
さらに、畳と違って掃除が楽であり、将来的なバリアフリー化にも対応しやすい点がメリットといえます。
和室と洋室にはどのようなデメリットがあるの?
和室の畳・障子・ふすまなどは、すべて汚れやすくて傷みやすい特徴があり、こまめにメンテナンスをおこなわなければならない難点があります。
また、車いすでの移動もしづらく、将来介護が必要になったときに不便さを感じることもあるでしょう。
そして、洋室のデメリットは、足元が冷えやすく、床が硬く衝撃を吸収しにくいため、生活音が響きやすい点です。
とくに冬場のフローリングは冷たくて裸足ではなかなか過ごせず、マンションなどでは深夜に歩く音などが響き、近所迷惑になるおそれがあります。
和室を洋室にリフォームする際の費用と施工期間はどのくらい?
マイホームであれば、不便さを感じるようになったら和室から洋室へのリフォームが可能です。
施工期間は2日から3日間くらいですが、広さや設備によってリフォームの内容が変わり、それによって施工期間や費用も変わります。
たとえば畳をフローリングに変える際は、6畳から8畳ほどの広さのお部屋であれば20万円から30万円が費用の相場です。
押し入れをクローゼットに変更したい場合は、15万円から25万円ほどかかり、大きさや機能によって多少の変動があります。
ウォークインクローゼットを希望される場合は、簡単な仕様なら十数万円から、大容量の仕様なら50万円以上の費用がかかるでしょう。
ふすまからドアに変更する際は、10万円から15万円が必要であり、ドアの枚数や素材によっても変化があります。
なお、全体的なリフォームをおこなうためには、50万円から80万円くらい用意しなければなりません。
まとめ
和室は、寝室にも居間にもなって汎用性が高い一方、お手入れに手間がかかります。
洋室は、インテリアを選びやすい利点はありますが、床は冷たく生活音が響きやすいことに注意が必要です。
和室・洋室それぞれのメリットとデメリットを理解したうえで、広さや設備にかかる費用も慎重に検討して、ご自分に合うリフォームをおこないましょう。
新潟市東区や北区の不動産をお探しなら、私たちハマ不動産にお任せください。
住まい探しにお悩みがあれば、ベテランスタッフが親切・丁寧にご対応いたします。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓