マイホームは人生で一度あるかないかの買い物であり、家そのものの価格と諸費用を含めれば数千万円の出費となります。
ただし、長期優良住宅に認定された物件は、購入するとさまざまな優遇措置が用意されており、少しでも金銭的な負担を減らしたい方におすすめです。
今回は、長期優良住宅とは何か、購入するメリットとデメリットについて解説します。
長期優良住宅制度の仕組みとは?
長期優良住宅とは何かわかりやすくご説明すると、快適に暮らすための優良な状態を長期間にわたって保てる住宅のことです。
そのような住宅の普及を目指した認定制度が2009年に始まり、2016年からはそれまで新築の住宅だけであったのが改築した住宅も対象になりました。
認定基準は9つあり、数世代にわたって住み続けるための劣化対策・大地震にも耐えられる耐震性・高性能の断熱材を使用する省エネ対策などが、認定の取得条件になります。
さまざまな条件をクリアしなければ認定を受けられず、難しく感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、きちんとポイントをつかめば決して難しいものではありません。
長期優良住宅を購入するメリットとは?
長期優良住宅を購入するメリットとして、住宅ローン控除の拡充が挙げられます。
一般的な住宅の住宅ローン控除は3,000万円までですが、長期優良住宅であれば5,000万円まで控除を受けられるのです。
また、家を新築した場合、一定期間は固定資産税が減税され、その期間が一般的な家よりも延長される利点もあります。
そのほかにも減税措置がいくつかあり、たとえば固定資産税評価額が同じく3,000万円であった場合の不動産取得税を計算すると、一般の住宅よりも3万円安くなるのです。
さらに、何らかの事情でマイホームを手放すことになっても、高性能な住宅であることが証明されているため、売却に有利にはたらくでしょう。
長期優良住宅を購入するデメリットとは?
家を購入してから長期優良住宅の認定を受けるのに、時間を要するデメリットがあります。
一般的な住宅の場合よりも着工までの期間が1週間から1か月、場合によってはそれ以上長くなってしまい、結果的に建築費用が上がってしまうのです。
認定を受けるための申請費用も、自分でおこなえば5万円から6万円で済みますが、申請をハウスメーカーや工務店に代行してもらうと20万円から30万円が必要です。
無事に建ったあとも定期的なメンテナンスが必要で、維持保全計画どおりにおこなわないと認定を取り消されるおそれもあるため、きちんと履歴を保存しなければなりません。
まとめ
長期優良住宅は、何世代にもわたって快適に暮らしていけるだけの対策ができている住宅のことです。
性能の高さはもちろん、住宅ローンや税金の面などで優遇措置がとられている点に魅力があります。
ただし、購入後は定期的なメンテナンスをおこない、その情報をきちんと保管しておかなければなりません。
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