不動産を購入するときに住宅ローンを組むことが一般的ですが、この返済が計画通りにできず難しくなることがあるかもしれません。
もし返済が負担になってしまったときには、任意売却という方法があります。
この記事では、不動産の任意売却とは何か、またメリットや売却までの流れを解説していきます。
任意売却とは?競売との違い
任意売却とは、金融機関(銀行)に許可を得て家を売却する方法です。
通常、家を売却する際には住宅ローンを完済し、銀行が家を差し押さえられる権利抵当権を抹消して買主に家を引き渡します。
この抵当権の抹消には、住宅ローンの完済をする方法しか原則的にありません。
ですが、この場合は売った金額よりもローンの残高が多い状態でする方法なので、売却したからといって住宅ローンを全て返すことはできません。
そのためローンの返済に売ったお金を充てることなどを条件にして、金融機関と相談し許可をもらってするものです。
また競売の場合は、金融機関がローンの回収をするためにする売却方法になります。
任意売却のメリットとデメリット
任意売却のメリットとして、ローンが残ってしまった場合でも金融機関に相談することで無理のない金額で返済することができるため、毎月の固定費を少なくすることができます。
そして通常の不動産売却の場合と少し違いはありますが、流れや方法はだいたい同じなため、自分の思っているものを反映し、良い条件で売ることができるかもしれません。
また競売の場合は情報が表に出ることがありますが、この場合は周囲に知られずにすることができるのもメリットになります。
しかしデメリットとして、金融機関が見ることができる信用情報にはローンを滞納したことが記載されるので、新しくローンを組みたいときには組みにくくなることがあります。
さらに、一定の期間となっているため、ローンの滞納から目安として10か月から12か月経つと競売になることがあります。
そしてローンの返済については相談することができますが、残りは返していかなくてはなりません。
不動産を任意売却をするときの流れ
この流れは、住まいの価格の査定しローンの残りを確認します。
このときに売る金額よりもローンの残高が多くなってしまうことを「オーバーローン」といい、このオーバーローンの場合は債権者に相談をして任意売却をすることの許可を取ります。
また、自宅に住みながら売却活動をし、内覧をしたい方が現れたときはその対応をします。
そして、売買契約、決済、引き渡しとなります。
担保はないですが、ローンの残りがあるため返済する義務はあり、毎月支払える分について債権者と相談し払っていきます。
まとめ
今回は、不動産の任意売却とは何か、メリットや売却までの流れについて解説しました。
任意売却とは、住宅ローンが残っている住宅を、お金を貸してくれた金融機関との話し合いによって売却する手続きです。
これから任意売却を検討されている方は、この記事を参考にしっかりと理解したうえで、売却をしましょう。
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