近年、空き家問題の深刻化と同時に集団犯罪など物騒な事件が多発しています。
空き家は、犯罪に狙われやすい恰好の的になるため、維持管理だけでなく、防犯を意識することでトラブルを回避できるしょう。
今回は、空き家の防犯対策方法や防犯が不十分なときの危険性についてご紹介します。
空き家の不十分な防犯対策の危険性
防犯対策が不十分な場合、3つの危険性があり、1つ目は、置いていた家財が盗難されることです。
たとえ被害届を警察に提出しても、被害日の特定ができず解決されにくいでしょう。
2つ目は、不審者が侵入し不法占拠する危険性です。
住み着いた不審者が、ゴミを放置すれば悪臭や害虫の原因になるだけでなく、溜まったゴミから出火するおそれもあります。
また、違法な郵送物の配送先や凶悪犯罪の場所に利用されたり、不審者と鉢合わせして犯罪に巻き込まれたりする危険もあるでしょう。
3つ目は、放火の的になりやすいことです。
火災が起こると、解体や処分に高額な費用がかかり、近隣へ被害が及んだときには所有者が責任を問われます。
リスクを回避するためにも対策することが重要です。
防犯対策を強化すべき狙われやすい空き家の特徴とは？
犯罪者に狙われやすい特徴には、窓の多さや人通りが少ない、角地にあるなどがあります。
空き家に限らず窓が多い家は、侵入経路や逃走経路が確保しやすく狙われる可能性が高いでしょう。
玄関口の防犯はきちんとしても、窓の防犯は甘くなりがちなので注意が必要です。
家を狙う犯罪の多くは、窓から侵入する手口が多いのでしっかり対策しましょう。
角地にある家も敷地の2面が道路に接しているため侵入や逃走がしやすく、さらに下見しやすいので狙われやすいです。
人通りが少ない家は、不審者の目撃者が少なく、警察に通報される可能性さえ低いでしょう。
他には、高い塀や伸びすぎた植木で外から見えにくい家や道路から距離がある家も狙われやすい特徴に当てはまります。
空き家の効果的な防犯対策の方法
防犯対策には、防犯センサーや防犯カメラの設置がおすすめです。
窓や玄関の鍵は、ピッキングしにくい鍵への交換や二重ロックなどの補助鍵を使用するのも効果的でしょう。
また窓ガラスに防犯フィルムを貼り、窓ガラスの強度をあげるのもおすすめです。
そして、狙われない環境づくりをしましょう。
定期的に人が出入りしていることがわかるだけで、防犯になります。
具体的には建物の清掃や修繕、庭の手入れなどです。
郵便物を局留めや転送し、無料チラシを放置せず回収することも覚えておきましょう。
遠方に在住で、管理が難しいときは、ホームセキュリティーや空き家巡回サービスを利用するのも良いでしょう。
どうしても空き家管理が面倒ならば、株式会社ハマ不動産会社に管理委託や売却をおすすめします。
まとめ
空き家の維持管理には手間と時間がかかります。
しかし、防犯対策をすれば犯罪被害に遭うリスクを減らせ、余分な出費や責任を負わずに済むでしょう。
もし管理するのが難しい場合は、賃貸や売却、管理委託などの方法もあるので、不動産会社へ相談することをおすすめします。
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